Design & Edit : Atsushi Miyasaka /Produce : Yasushi Ozaki  / Published: shogakukan

アリス・ウォータースさんは、バークレーで伝説的な食の運動を展開中です。
食育の祖でもあり、食への不信が続く今の世の中で大変重要な活動をされている方です。

彼女の著したアートオブシンプルフードという本はレシピの本なのですが、
農家から買うことへの大切さ、自分で調理することの大切さ、みんなで調理することの大切さ、
みんなで食べることの大切さなど、レシピ以上に重要な食についてのキーワードが散りばめられており、
各家庭のキッチンに一冊ずつ置いて欲しい本です。

レシピそのものも、よくある分量を数字で表したものではなく、
材料と調理の方法が記載されているだけで、味そのもの、
どう仕上げるかは調理する人が考えて作るようになっています。
これも同じ味のものを大量に作ることへのアンチテーゼであるだろうし、
考えて作ることが食を提供する上での愛なんだと思います。

今の日本では、なかなか難しいと思われるアリスさんの食の世界ですが、
長野の実家の母の農家のお友達たちは、まるでこういう食生活であることに気づきました。
おまけにほぼ自給自足。
日本も食生活を考えるときに、自分たちを顧みればたくさんヒントがあるように思います。

NHKでもシリーズ番組化されたことだし、アリスさんの活動がみんなに伝わっていくと思います。

この本については、プロモーション映像の制作を担当しました。
代官山蔦屋の店頭で、iPadを使った自作の小型スタンドを置いていただき、
エンドレスで上映しました。